近年、医療は専門特化・縦割り化が進み、整形外科領域においても、部位別診療や「スポーツ専門」を掲げるクリニックが急増しています。
一見すると先進的に見えるこれらの流れは、実は内科領域で以前から問題視されてきた構造と同じものです。
専門に細分化する一方で、患者さまの生活全体や背景が見えにくくなってしまう―― そうした課題が、今、整形外科領域でも顕在化してきていると感じています。
スポーツで起きた外傷も、日常生活で起きた外傷も、身体の中で起きている本質は変わりません。
違いがあるのは、その後に求められる生活や競技への戻り方です。
「スポーツ専門」という看板があることよりも、その方の競技特性、練習環境、年齢、生活背景まで踏まえた現実的な判断と助言ができるかどうかが、何より重要だと考えています。
こめだ整形外科が、あえて専門を「一般整形外科」と掲げているのは、この領域こそが、本来一次医療として最も重要な役割を担うと考えているからです。
一般整形外科とは、決して「何でも浅く診る」医療ではありません。
運動器全体を俯瞰し、画像所見だけでなく、身体の使い方や生活の中での負担まで含めて評価する医療です。
本来、一次医療とは、患者さまの生活に最も近い場所で、継続的に身体を診ていく医療であるはずです。
近年、行政は「かかりつけ医制度」を推進していますが、一方で医療現場では専門特化が加速している。
この矛盾こそが、今の医療が抱える大きな課題だと感じています。
診察室の中で行われる医療だけでは、痛みや不調は十分に改善しきれないことがあります。
姿勢、動作、生活習慣、仕事やスポーツでの身体の使い方。
こうした「日常」の中にこそ、痛みの原因や再発の要因が潜んでいることが少なくありません。
そのため当院では、医師・トレーナー・セラピストが連携する三位一体の体制を整えています。
この連携によって、医療と日常との間にあるギャップを埋め、実際に続けられる医療を提供したいと考えています。
当院では、健康活動の一環としてのビタミン点滴や、コンディショニング施設での評価・ケア、セッションなど、自費でのご負担となっています。
これらは、医療として必要性を感じている取り組みですが、現行の制度上、残念ながら保険診療の対象とならないためです。
こめだ整形外科が目指すのは、専門を細分化して競う医療ではなく、患者さま一人ひとりの生活と身体を、長期的に支える医療です。
一般整形外科として、一次医療の本来あるべき姿を追求し続けること。
それこそが、私たちが掲げる「ハッピーエイジング」の医療であり、こめだ整形外科の理念です。
患者様との何気ない対話は、情報の宝庫であり、診察室のみならず、各セクションの担当者も可能な限り対話を大切にするよう心掛けています。
患者様一人ひとり持つ不安やお悩みを聞く体制がなければ、適切な治療を提供することはできないからです。
医師やリハビリのスタッフなど、どの立場であっても「患者様からお話を聞く姿勢があってこそ、状態を改善していくことができる」というのが当院の考えです。
当院が目指すのは、裾野の医療の拡充と充実です。肩こり・腰痛・捻挫・肉離れ等、大病院は当然ですが、クリニックですら、熱心に対応してくれない事が少なく無いようです。
当院では、高度なテーピング技術で、捻挫・腱鞘炎・肉離れに対応したり、腰痛・肩こり等の原因となっている動作の問題点を分析・評価し(※カラダ評価)、個々に応じた指導に繋げたりと、当院ならではとも言える診療も行っています。
欧米では、トレーナー、セラピストは準医療従事者として位置付けられており、高い知見と技術を有した専門職です。当施設も医師と厳選したトレーナー・セラピストが連携し、真に医科学的で安心・安全・効果的なサービス提供を可能としています。
これが、当施設の最大の特徴です。
具体的には、肩こり・腰痛の原因が日常のカラダの使い方、姿勢に問題ありと医師の診断を受けた場合、診察室では捉えきれない動きの評価を専門のトレーナーが評価し、個人個人に応じた指導を行う(※カラダ評価)事も可能です。